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貼箱が出来るまで

2021.08.31
 ハコ研究所コラム
 #ハコ研究所コラム

突然ですが皆さんは貼り箱ってどんな箱かご存知ですか?

土台としての役割を担う、芯紙(しんがみ)と呼ばれる厚手の紙を箱状に組み立て、表側からくるむようにして薄い紙(くるみ紙)を貼り付けて作る箱を貼り箱といいます。

1枚の紙から出来ている、キャラメル箱のような、1枚もので出来ている紙箱よりも強度があり、何と言っても高級感があるのが特徴です。

身の回りにある貼り箱で身近なものだと、iPhoneの箱などが挙げられます。

そんな貼り箱ですが、作られるようになった当初は1つ1つ職人が手作業で生産していました。

いまでは専用の機械が登場して量産が可能になりました。(今でも少量の場合は手作りで対応することがございます。)

貼り箱の製造工程

それでは、貼り箱が生まれるまでの工程を簡単にご紹介いたします!

①初めに芯紙を平らな状態から、立体に組み立てます。

四隅のセロハンテープ留めも機械で行っております。

 

②次に、表に貼る紙(くるみ紙といいます。)を吸盤で1枚ずつ吸着して、ローラーで糊を付けます。

右側の橙色のノズルから風を出し紙を浮かせたところを吸盤でキャッチします。

 

③ここでようやく、前述の①と②を合体させます!

ベルトコンベヤーに流されてやってくるのが貼り紙です。

機械のアームがそれを感知して芯紙を上から乗せます。

その後、貼り紙が芯紙を包み込み、貼り箱が完成します。

表面加工や紙の材質の組み合わせ次第で何通りもの魅せ方が出来そうです…!

まさに、紙製のパッケージとしては最高級のハコです!

 

今回はここまでです。

貼り箱のことならなんでもご相談ください!