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店頭で目立つオリジナルパッケージの作り方!UV厚盛ニス加工の魅力と商品を際立たせる方法を解説。

2024.12.12
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 #UVシルク厚盛印刷 #立体感 #インパクト #触覚 #パッケージ #紙製パッケージ #ブランド価値 #高級感
スクリーン印刷をした高級感のある箱

こんにちは!突然ですが、皆様は買い物中に商品棚で、特別なツヤと立体感を持つパッケージを見かけたことはありませんか?

オリジナルパッケージを作りたい」、「どの印刷方法が適しているかわからない」というお悩みをお持ちの方に向けて、今回は、店頭で特に目立つUV厚盛ニス」加工について解説します。

この加工はスクリーン印刷の一つで、ブランド価値を高め高級感を演出するのに最適な方法です。実際の実績商品を交えてご紹介いたします。

1. スクリーン印刷とは?

「UV厚盛ニス」について理解するためには、まずスクリーン印刷について知っておく必要があります。スクリーン印刷は、ナイロン、テトロンなどのメッシュ状のスクリーン(版)にインク通して被印刷体に擦りつけデザインを転写する印刷方法です。他の印刷方法に比べインクの厚盛が可能なだけでなく、紙はもとより、布、プラスチック、金属、ガラスなどの被印刷体に印刷ができ、曲面/凸面/凹面にも印刷が可能です。水性・油性・UV硬化型インクや香料インク・蓄光インクなどの機能性インクも使用できます。

UVスクリーン印刷は、UV硬化型インクを用いて印刷し、紫外線照射によってインクを瞬時に硬化させる技術です。UV厚盛ニスは、このUV硬化型インクの一種で、無色透明のインクを分厚く塗布することで、立体感と光沢を生み出します。

実際の例として、以下の写真をご覧ください。これは、タンブラーのパッケージにシルク厚盛加工を施した例です。

タンブラースクリーン印刷クローズアップ
タンブラー化粧箱俯瞰

㈱山佳化成提供

2. UVシルクスクリーン印刷のプロセス

スクリーン版の解説

スクリーン版生成

メッシュ状のスクリーンを加工し、インクを通す部分のみを透過させます。

スクリーン印刷機で印刷している様子

印 刷

スクリーン版を被写体にセットし、インクを押し出してデザインを転写します。

スクリーン印刷機でインクをUV硬化させている様子

UV硬化

転写されたUVインクに紫外線を当て、瞬時に乾燥・硬化させます。

スクリーン印刷仕上がり見本

完 成

このプロセスにより、立体感のある厚盛りニス仕上げが完成します。

3. UV厚盛ニスの特徴とメリット

超光沢感と超立体感:分厚く透明なニスを印刷しUVで瞬時に硬化させるため、強い光沢と立体感を生み出します。これにより、他の印刷方式では表現しにくいつやと凹凸感のある独特な仕上がりが得られます。

異素材感:他の印刷部分と組み合わせることで、まるでレザーのような高級感を表現することも可能です。

高耐久性: 高い耐摩耗性、対候性があり、印刷面を保護する効果もあります。

革風スクリーン印刷

濃淡のあるブラウンの印刷の上から微細なUVシルクスクリーン印刷の厚盛ニスによってレザー感を表現

4. どんな製品に使えるのか?UV厚盛ニスの使用例

ワセリン用化粧箱のロゴにスクリーン印刷

RY株式会社提供 ワセリンパッケージ

UVシルクスクリーン印刷によるUV厚盛ニスは、付加価値を高めたい製品全般におすすめですが、ご採用いただくケースとして下記のような例が挙げられます。

書籍の表紙

化粧品や香水など高級商品のパッケージに採用することで、視覚的インパクトと高級感を両立させます。また、UV厚盛ニスは多用途に利用でき、食品パッケージに印刷することで、パッケージにしずる感を演出でき他商品との差別化を図ります。

香水イメージ

メッセージカード

特別感を際立たせるカードなどに最適です。

結婚式の招待状や礼状など、特別なシーンにエレガントな演出を提供します。

結婚式メッセージカードイメージ

書籍の表紙

本の表紙に使うと、視覚的な魅力と触覚的な特性、さらに耐久性を兼ね備えた仕上がりになります。

本の表紙イメージ

5. まとめ

UVスクリーン印刷によるUV厚盛ニス加工を活用することで、製品や印刷物に視覚的、触覚的な魅力を付加することができます。適切に活用することで、その効果を最大限に引き出すことができるでしょう。UVシルク厚盛印刷を利用して、ブランド価値を高める強力なツールとしてみてはいかがでしょうか?